まだ自分が幼かった頃遊んだ遊具で、また現在大人になって子供を連れて行って一緒に遊んでいる公園で、こんな光景を目にしたことがありませんか?
■ブランコの摺動部(稼動部)が錆びています。
このままの状態で放っておくと、摺動部が固着してしまい、チェーンの磨耗の原因に繋がります。
■昇り棒の一種ですが、 根元の塗装が剥げて腐食しています。
このまま放置しておくと根元から腐食が進行して行き、倒壊の原因になりかねません。
■ブランコのチェーンが 梁に巻きつけられて短くなっています。 (間違えた使い方)
このような本来の使用法と違う使い方をされていると、 正しい使い方では考えられないような事故にもなりかねません。
こんな状態を目にしては、親としてこの様な遊具で子供を遊ばせるのはちょっと気が引けることでしょう。これは、別段珍しいことではありません。程度の差はあれ、ちょっと気をつけて見るだけで、このような状況に遭遇することがあるのではないでしょうか?
安全を考えて作られた遊具も定期的に点検、整備を行っていかないと、大きな事故に繋がりかねません。子供の健全な発育に遊具は必要なものですから、きちんと整備されたもので遊ばせたいですね。
では、目に見えない危険はどうしますか?現在ほとんどの遊具で材料の全てまたは一部に金属(鋼材)が使われています。一見強そうに見える金属も、使用して行く間に雨風による腐食や、繰り返し使用される事によって金属組織がもろくなる金属疲労等いろいろな原因から危うくなっていきます。 そして、目には見えない位置からのキズや腐食が進展して知らない間に危険な状態になっていたと言うことが金属には多くあります。
しかしこれまでは、外観検査など見た目での点検が主で、目に見えない不具合まで確認するのには限界がありました。そこで当社では、遊具における検査方法に非破壊検査を推奨し、大型化学プラント等で使用され、実績を上げてきた非破壊検査のノウハウをもとに、公園の遊具における目に見えない危険を事前に見つけ、重大な事故を未然に防ぎます。